ツイッターフェミニズム 新宿ベルク炎上 War is over!

 

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この記事は、fさんの新宿ベルク批判に対する反論記事です。

 

 

 

 

ベルク炎上の大まかな流れ

 

今回の炎上の経緯を簡単にまとめます。

 

① 店長の井野さんが禁煙者のfさんに、店の喫煙者向けのポリシーを送る。9/10

② 喧嘩になる。相互ブロック。9/11~9/13

③ fさんが井野さんの行動を女性差別であると周囲に煽り立てる。9/13~現在

④ その煽りに便乗した人達から「女性狙い撃ち」「痴漢」「セクシスト(性差別主義者)」などの中傷が井野さんに対してなされる。9/13~9/17

⑤ 井野さんの「アホフェミ」発言。9/17

⑥-1 女性差別(女性狙い撃ち)は事実誤認であったことを謝罪する人が現れる。10/3

⑥-2 その辺りからfさんがさらにベルクを非難し始める。(お店側から見ると、モンスタークレーマーと呼ばれても仕方のないレベルだったように思います。)

⑦ fさんが「私がモンスタークレーマーに仕立て上げられるまで」というブログ記事を公開し、33万PV以上を記録。そのブログ記事の中で再度、「井野は女性差別主義者である」と主張する。10/18

 

 

 

騒動の発端 9/10 

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井野さんが送ったFBの文章は、結論としては「喫煙者のみなさん、非喫煙者の方であってもベルクが居心地の良い空間になるようご配慮をお願いします」という内容でした。

 

しかし喫煙者の方に向けて書いた文章なので、「非喫煙者に対して挑発的である」と捉えられても仕方のない個所がいくつかありました。

 

ベルクをご利用の喫煙者の皆様へ お願い

https://www.facebook.com/100002068227548/posts/1637585339653724/

 

 

井野さんの煙草に対する考え

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井野さんがFBとツイッターで、fさんとのやりとりについて愚痴る fさん激怒 9/12

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fさん、井野さんは女性を狙ってリプライを飛ばしてるんじゃないかと疑い始める 9/13

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fさんの周囲の人たちが同調しエスカレート fさんも積極的にRTする

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新宿ベルクの井野朋也は本当に女性差別主義者なのか?

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fさんと井野さんとのやり取りに関する私の見解

 

私個人の感想で言えば、最初のfさんへの対応は非常にまずかったと思います。

 

喫煙者向けの文章ですから、特に禁煙者の方(比較的嫌煙になりやすい)にとってみれば挑発的であると捉えられても仕方がなかったと思います。最後の方に良いことを書いていても文章が長すぎましたし、fさんは以前お店をよく利用されていた方でしたが、それでもよくなかったと思います。

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 井野さんが悪いです。

 

しかし、「女性狙い撃ち」はありえないと思います。

 

「後にも先にもあの文章を送られた相手はfさんだけだった」、この事実に対してfさんは女性差別の疑義をかけています。

 

あの文章の中で、井野さんの人柄がよく表れている個所を抜粋します。

 ベルクは朝から夜までメニューが幅広いので、客層も幅広く、呑兵衛と下戸が一緒にいても不自然ではない店です。ベルクなら楽しめると仰るコーヒーアレルギーの方や嫌煙の方もいます。それがありがたいし、面白い。本来なら到底近寄れない者同士が肩を寄せ合っているのですから。それが何とも言えず落ち着く(ベルク独特の雰囲気になっている)のです。とは言え、煙草問題は相変わらず頭痛の種です。

昔は隣の人が煙がダメなら、そこはもう禁煙席でした。隣同志の確認がありました。

そこでベルクをご利用の喫煙者にお願いです。喫煙席でも周囲への配慮を。

 

ベルクはこのようなPOPを貼ってどうにか喫煙者と非喫煙者が共存出来るように工夫しています。 時代遅れだと思う方もいらっしゃると思います。しかしそれも、東京オリンピック開催に関連した条例が完全施行される2020年4月までです。労働と煙草は井野さんの宝物です。

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fさんの行動で非常に気になった点 井野さんへの加害の構造を再生産する 9/17

 

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過去ツイートを調べている時に、このツイートが最も目に止まりました。 影響力のあるツイッターフェミニストのfさんが井野は女性差別主義者であると暗にほのめかせば(9/13)、それに反応する人の多くは女性であることは自明なのに、なぜこんなことを言っているのか。

 

つまりどういうことかというと、「fさんが女性差別疑惑に火を付け、それに便乗した女性に井野さんが対応すると、ほらやっぱり女性ばかり狙っている(女性差別だ)」となってしまうのです。

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これを意図的にやっているのならば、フェミニストとしてありえないことだと思います。 なぜなら、このような加害の構造の再生産は、フェミニストが最も目の敵(かたき)にしていることの一つだからです。

 

普段から「蔑視や差別の構造」に関して真剣に考えているはずの集団が、今回は逆にその構造を作り上げました。

 

 

「アホフェミ」発言について 9/17

  私は井野さんのいわゆる「アホフェミ」発言に関して擁護は出来ませんが、同情的です。

 

 fさんが女性差別と煽る→女性が便乗する→対応する→差別認定

 fさんが女性差別と煽る→女性が便乗する→無視する→差別認定

 

この抜けられない構造の中で本当に苦しくなって出てきた言葉だと思うからです。

 

ひたすら圧力をかけられた末に失言をし、「それ見たことか女性差別主義者め」と、さらに井野さんに対する差別の構造が強化されました。

 

また左翼運動関係の野間さんが盛んに「アホフェミ」と発言されていて、それに流された面もありますが、その言葉を選んで使ったのは井野さん自身です。

 

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fさんの嘘について

fさんは主張の根本に関しては、嘘をついています。

 

彼女は、井野さんにアホフェミ呼ばわりブロックをされた旨を述べてます。そしてこのことが、「井野が女性差別主義者の証拠」であると主張しています。

 

これは明確に嘘です。

 

fさんが女性差別を言外に匂わせ始めた時点で井野さんは彼女との対話を諦めブロックしています。その後fさんは大騒ぎをし始め、結果、井野さんは失言をしました。

 

井野さんが、fさんの女性性を貶めた事実はありません。

  

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ツイッターフェミニズム

10/3に女性差別は事実誤認であった旨を表明した人が現れた後でも、「女性に無礼なことをした」という事実に怒っている方がたくさんおられました。

 

匿名のツイッターアカウントであり、女性であるという理由で加害・差別・抑圧することが一切できない状況であったにもかかわらずです。

 

「女性に無礼なことをした」ことを盛んに宣伝することは、従来の男性支配に基づく性差別意識を受け入れ強化しているだけにすぎません。女性は、生来的に消極的でも自己主張ができないわけでもないからです。

 

ツイッターフェミニズムにおいて、自分自身を無力な犠牲者としてみなすよう奨励するかぎり、フェミニズム運動の進展は望むべくもないでしょう。

 

無力な犠牲者であるかぎり、自分たちとは違う女性に対する性差別主義的な態度(名誉男性認定)や、自らの内なる敵を直視し認める責任を放棄できるからです。

 

フェミニストのスーザン・グリフィンの評論「すべてのイデオロギーへの道」(1982年)から間接引用します。

 解放のためのフェミニズム運動が、主として敵に対する憎しみによって自らを奮い立たすとき、その闘いは自滅し始める。そのまさに憎しみという概念が解決を阻んでしまうからである。その運動が自ら開放を宣言したという事実にもかかわらず、その言葉はもはや解放者のそれではない。外部からはまるで人を欺く集団かのように見え始め、その運動は言わば、男性支配による抑圧と瓜二つになり始める。そうなると、その運動もまた、今や、疑問の余地のない真実や語り手たちを抑圧するものとなり、それまでの抑圧者と同じように、その運動そのものを覆いかくし始める。

 

男女を逆転させただけの、抑圧的な価値観を持つだけでは何も生まれません。

 

結局のところそれは、「男性」の数が少し増えるという意味でしかないのです。

 

 

今回の件を調べて思ったこと 

 

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今回の件の発端は9/10に起こった、お店と元常連のお客さんの揉め事でした。私としても何か揉めてるなあ程度に見てました。ひとしきり揉めた後に女性差別は事実誤認だったと謝る人が出てきて、それで終わるのかと思ったらさらにヒートアップして酷いことになっていたので、調べてみようと思いました。

 

端的に言うと、井野さんの謎行動をfさんがまったく理解できなかったんだと思います。店員だったら普通こうだろという考えが、fさんにはありました。

 

ただ井野さんも押し付けられた定義というものに対してNOと言う方ですから、店員はこうあるべきという概念にまったく従わないわけです。

 

それでfさんは女性差別を確信したのでしょう。

 

今回の件が店員蔑視かどうかは分かりませんが、フェミニズムの理論において店員蔑視と性差別意識は深い関係があるという考えがあります。資本主義の家父長制における家事の価値から、そこから発展して、日常生活を支えるサービス業は男女を問わずどのようにして自己評価を下げられてしまうのかという理論です。

 

もしかしたら井野さんなりにそのような男性支配的な抑圧に反発していたのかもしれません。28年間、飲食店を経営されてる方ですから。

 

また時間があるときに理論等をしっかり調べて記事を書こうと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。